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粘液観察と女性性周期の生理学的事象との相関関係
E. L.Billings博士 AM, MBBS, DCH
(Lond.) |
黄体期
図9は月経周期における黄体期を示しています。それはピーク(膣口がスベスベする感じのする最終日)後、4日目から始まります。この期間は子宮頸管が濃密な粘液の栓でふさがれ、精子は子宮腔に入れません。卵巣内の黄体はエストロゲンとプロゲステロンの両方をつくります。粘液が変化した最初の時点から、ピーク後の4日目開始以前(つまり、ピーク後3日目終了まで)に性接触がなければ、卵子は受精しませんし、卵管内で崩壊します。
| スタンプ |

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| 感触/粘液の有無 |
ウェット |
ウェット |
ウェット |
ネバネバ |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
ネバネバ 不透明 |
ウェット 透明 |
スベスベ 透明 |
スベスベ 透明 糸をひく |
| スタンプ |

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| 感触/粘液の有無 |
スベスベ |
スベスベ |
ドライ |
ネバネバ |
ネバネバ |
ネバネバ |
ドライ |
ドライ 不透明 |
ドライ 不透明 |
ドライ 不透明 |
ドライ |
湿った 不透明 |
ドライ |
ドライ |
| スタンプ |

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| シンボル |

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| 感触/粘液の有無 |
ドライ |
ドライ |
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周期の最後に、たいてい排卵後11〜16日目に月経(図10)が起こり、それは、次の周期の始まりでもあります。子宮頸管の栓はなくなり、子宮から外部へ月経の通路ができます。卵巣は今や休止状態へと戻りました。
| 図10.ふつう、排-11〜16日後にくる月経。
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排卵の遅れ‐排卵前期の長期化と基本的不妊パターン
ストレスがたまったり、母乳哺育中や、閉経前には、しばしば排卵が遅れます。基本的不妊パターンの概念は、ビリングズ排卵法の根本的な要素です。排卵前期の変化しない不妊様式を認識しておけば、その期間が長いか短いかに関係なく、排卵前期に受胎することなく、性交渉が可能です。
基本的不妊パターンは変化しないパターンのことで、少なくとも2週間にわたって、次のどれかの徴候が観察されるときのことをいいます。
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粘液がない(膣口が乾いている);あるいは、
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一定した低いレベルのエストロゲンのため、膣口から変化しないおりものがある。あるいは、
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2週間の観察中に、変化しないおりものが続いているが、その間に乾いた日がはさまるという(1)と(2)の組み合わせ。
(2)と(3)の例のように、おりものがある基本的不妊パターンは膣が原因です。子宮頸管を反応させるためにエストロゲンが十分に増加すると、基本的不妊パターンが変化し、妊娠可能状態になったことを意味します。エストロゲン量の増減によって、子宮内膜に破綻性出血か消退性出血の反応を起こすことがあります。
基本的不妊パターンに適用する排卵前期規則(後述)はビリングズ排卵法に保障を与え、どのような原因であっても、排卵が遅れた場合、受胎可能状態に戻ったことを認識させてくれます。
子宮頸管の機能不全と基本的不妊パターン
精子が正しく機能するためには、子宮頸管から十分な量の粘液が産生されなければなりません。閉経が近い、避妊薬使用後など然るべき状況の下では、子宮頸管がエストロゲンの刺激に反応せず、精子が受ける粘液が十分に分泌されなくなります。女性は、排卵が起こった場合にも不妊となります。女性は変化しないパターン、すなわち次のようなことでそれを認識します。
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乾いている基本的不妊パターン
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変化しないおりもの、あるいは
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乾燥と不変のおりものとの組み合わせ。
排卵前期規則を当てはめることによって、受胎可能性の回復を確認することができます。
ビリングズ排卵法の規則
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妊娠したい時:
排卵前期規則を適用します。これによって、粘液が受胎可能のパターンに変化したことを確認できます。そして、スベスベした粘液が出るまで性交を待ちます。その後の数日間が最も妊娠しやすい状況にあります。ですから、スベスベした粘液が明白である間とピーク後
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妊娠を延期したい時:
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(a)排卵前期規則と
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(b)ピーク規則
を適用します。これらの規則は次の通りです。
排卵前期規則
規則1:月経中の出血の多い日は性接触を避けます。
規則2:不妊状態だとわかっているときは、一日おきに、夜、性交できます。(基本的不妊パターン)
規則3:基本的不妊パターンを中断する粘液や出血がある日は、いつでも性接触を避けます。その後、基本的不妊パターンが3日間続くまで性交を待ちます。すなわち、性交を4日目の夕方に再開する。引き続き規則2に従う。
ピーク規則
粘液のピークの日の後4日目が始まるまで一切の性接触をさけなければなりません。その後、周期の終わりまでは、毎日でも、何時にでも性交できます。
観察記録をつけることの大切さ
もし以上の指針を適用すれば、妊娠をさける成功率は99パーセント期待できます。
毎日の記録をつけることは、女性が毎日の粘液兆候に注意を払うことになるので大切なことです。
その記録は、夫に貴重な情報を与え、夫婦は妊娠の可能性について話し合ったり、最初の子どもまたは次の子どもをいつ出産するのかを共同で決めることができます。このようにして、夫婦間に力強い愛に満ちたコミュニケーションが整い、赤ちゃんは歓迎され愛されるのです。
スタンプとシンボルについて
チャートに用いられる様々な色付きスタンプおよびシンボルについては、
「チャート:視覚的な記録」のページで説明されています。
個人的に使用するための未記入のチャート
凡例付きのチャート
チャートのみ
注意:チャートをブラウザからうまくプリントアウトできない場合は、ブラウザのフォントサイズを変えてみてください。
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