粘液観察と女性性周期の生理学的事象との相関関係
E. L.Billings博士 AM, MBBS, DCH (Lond.)

変化の時点(不妊期から受胎可能期へ)

図5は、卵巣が活動し、エストロゲン(図中[_ _ _])をつくっていることを示しています。エストロゲンは子宮頸管を活性化するように刺激します。すると、流動性に富んだ粘液がつくられ、栓はなくなり、したがって、精子が子宮頸管に入ることが可能になります。膣口は、乾いた感じから、もう乾いていないという変化を経験します。そうしたら、白のベビースタンプを貼るか、 のシンボルを記録します。この時点での粘液の性質は濃密で不透明かもしれません。この不透明でネバネバした粘液は不妊状態を意味しません。この粘液が膣口に到達したということは、粘液が子宮頸管から出て、精子に通路を開いたことを意味しているのです。

図5.乾いた状態(-ホのスタンプまたは のシンボル)から、もう乾いていない感じ(白のベビースタンプまたは のシンボル)に膣口の感触が変化する時点は、-荘モナつくられるエストロゲン-ハの増加と関連している。(_ _ _)このとき、精子は子宮頸管に入ることが可能で る。

スタンプ

 

 

 

シンボル

 

 

 

感触/粘液の有無

ウェット

ウェット

ウェット

ネバネバ

ドライ

ドライ

ドライ

ドライ

ドライ

ドライ

ネバネバ
不透明

 

 

 

粘液の基本的不妊パターン(図6)でも同様に、卵巣が活性化したことを示しています。変化する時点は、腟口の感触の変化で気づきます。これはもう精子が子宮頸管に入ることが可能なことを示しているのです。この変化は、白のベビースタンプまたは のシンボルで記録します(図6)。

図6.基-{的不妊パターン(黄色のスタンプまたは のシンボル)から湿った感じを-^え、不透-セに見える粘液(白のベビースタンプまたは のシンボル)への膣口の感触の変化の時点。この変化は-荘モナつくられるエストロゲン-ハの増加と関連している。(_ _ _)精子はこのとき子宮頸管に入ることが可能で る。

スタンプ

 

 

 

 

 

シンボル

 

 

 

 

 

感触/粘液の有無

ウェット

ウェット

ウェット

ドライ
粘液微量

ドライ
粘液微量

ドライ
粘液微量

ドライ
粘液微量

ドライ
粘液微量

湿った
不透明

 

 

 

 

 

図7は受胎可能期の特徴である変化するパターンを示しています(基本的不妊パターンは変化しないパターンです。)卵巣はますます多量のエストロゲンをつくります(_ _ _)。粘液はネバネバした性質から、次第に湿ったスベスベした感触へと変化していきます。透明な糸状の粘液に気づくこともあります。最大量だった粘液は減少するかもしれませんが、スベスベした感触はその後1日か2日続きます。スベスベした感触の最終日がその周期の中でもっとも妊娠する可能性の高い日で、この日のことをピークと定義します。妊娠の可能性がピークであり、膣口が敏感ではれぼったさを伴います。

図7. ピーク、すなわち、スベスベした感触の最後の日は、白のベビースタンプまたはシンボルの上に(×)印をつける。プロゲステロン産生 は実線(___)で図示される。「ピーク後第1日目」については図8を参照。

スタンプ

シンボル

感触/粘液の有無

ウェット

ウェット

ウェット

ネバネバ

ドライ

ドライ

ドライ

ドライ

ドライ

ドライ

ネバネバ
不透明

ウェット
透明

スベスベ
透明

スベスベ
透明
糸をひく

スタンプ

                     

シンボル

                     

感触/粘液の有無

スベスベ

スベスベ

 

                     

ピークは(×)を書き込んで記録します。この時点は排卵が間近にせまっています。卵胞が卵子を卵管に放出するための準備をしているとき、卵巣はすでにプロゲステロンをつくっています。(___)。プロゲステロンは濃いネバネバした粘液をつくるように子宮頸管の下部を活性化し、その粘液は3日間にわたって子宮頸管の通路を徐々にふさぎます。しかし、この3日間は精子が通ることのできる狭い通路がまだ残っています。これらの精子は、卵子が受精するために待ち受けている卵管の膨大部に素早くたどり着けます。

今、卵子が卵管の中に見えます(図8)。黄体化卵胞(黄体)からのプロゲステロン(−)の影響により、子宮頸管は濃い粘液でふさがれ始めます。プロゲステロンは粘液に影響を与えますから、膣口も感触の変化に気づき、乾いた感じからネバネバした感じがします。

図8。ピーク後第1日-レ。すでに排-曹ェ り、そのときの膣口の感触は、番号を付した-ホまたは黄のベビースタンプ、 るいは または のシンボルで記録される。このように、ピークは起こった後に認識される。

スタンプ

シンボル

感触/粘液の有無

ウェット

ウェット

ウェット

ネバネバ

ドライ

ドライ

ドライ

ドライ

ドライ

ドライ

ネバネバ
不透明

ウェット
透明

スベスベ
透明

スベスベ
透明
糸をひく

スタンプ

                     

シンボル

                     

感触/粘液の有無

スベスベ

スベスベ

ドライ

                     

膣口にはもうスベスベした感じはありません。 これは子宮頸管と膣下部双方に変化があったことによるものであり、いずれもホルモンによって制御されています。このときの粘液はショーポケットの働きで、膣を通るときに乾きます。

 

 

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