ビリングス・メソッド教本
パート2 周期の変化と生殖器官の健康

5. 正常な受胎可能周期: 長い周期の遅い時期の排卵

エストロゲンレベルの変動は、時折排卵なしに子宮頸管粘液の分泌を刺激します。このような刺激が起こった際にはプロゲステロンのレベルは上昇せず、ピークも出現しません。エストロゲンレベルの上昇は子宮内膜を刺激するため、出血が起こります。エストロゲンのレベルが高い場合には、このような出血は破綻性出血と呼ばれます。エストロゲンのレベルが低下すれば、この出血は消退性出血と呼ばれます。

よくあること

  • ストレス

  • 母乳保育

  • 閉経前

  • ピル使用後

時としてみられること

  • 一部の女性では、排卵の頻度が少ないために正常な周期が非常に長くなることがあります。

対策

  • BIPの確認(この場合は乾いた感触)

  • 妊娠を避けるためには、排卵前期規則を適用します。

  • 乾いた日は1日おきの晩に性交を行うことができます。

  • すべての変化に対して「3日間、待って様子を見よ」規則を適用します。星印を参照、粘液記録7:(a)粘液;(b)粘液および出血;(c)ピークの先行を伴わない出血

  • ピークが出現すれば、ピーク規則を適用します。注意:原因不明の出血はすべて調べなければなりません。

基本的不妊パターン

基本的不妊パターンは、エストロゲンが周期初期(ピーク前)にはベースラインの低いレベルにあることを反映したパターンです。エストロゲンが十分なレベルまで上昇すると、子宮頸管は速やかに反応して粘液の分泌が始まります。

閉経が近いあるいは避妊ピルによる損傷など、いくつかの状況下では、子宮頸管がエストロゲンレベルの上昇に反応せず、精子の生存を可能にする粘液が分泌されません。排卵に関係なくBIPが持続します。妊娠は不可能です。

 

粘液記録7. 正常な受胎可能周期における遅い時期の排卵。記録は排卵前期から始まっています。「3日間、待って様子を見よ」規則が適用されていることに注意してください。周期中に5回BIPが再発し、「3日間、待って様子を見よ」規則が適用されました。42日目に「待って様子を見よ」規則が適用され、46日目にピークが確認されてピーク規則が適用されました。

1234567*89101112*13141516171819*2021
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ウェット
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ウェット
ウェット
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ネバネバ
ネバネバ
            

エストロゲン高値
破綻性出血

エストロゲン低値

エストロゲンレベルの上昇

エストロゲン(E1G) (nmol/24h)ナノモル/24時間

 

E1Gのベースライン __ __ __

 
 
 
 
 
   
   
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プロゲステロン(PdG) (mmor/24h)マイクロモル/24時間

 

PdG値が排卵を確認。 __ __ __

 
 
 
 
 
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222324252627282930*3132333435363738*39404142
ネバネバ
ネバネバ
ネバネバ
ネバネバ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ウェット
ウェット
ウェット
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ウェット
ドライ
ドライ
ウェット

粘液に正常な展開が見られない
ピークなし

エストロゲン低値

無排卵性消退性出血(月経ではない)
エストロゲン低値

         
 
 
 
 
 
 
   
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434445464748495051525354555657585960616263
     
     
スベスベ
スベスベ
糸状 微量出血
スベスベ
糸状 出血
スベスベ
ネバネバ
不透明
ネバネバ
不透明
ネバネバ
不透明
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ドライ
ウェット
      
      
      
      
      
 

エストロゲン高値
排卵前破綻性出血

エストロゲンレベルの低下

プロゲステロン上昇

エストロゲン高値
プロゲステロン高値

エストロゲンおよびプロゲステロンレベルの低下

月経 (消退性出血), エストロゲンおよびプロゲステロン低値

  
 
   
    
   
  
  
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参考文献  Evelyn L. Billings and John J. Billings, Teaching the Billings Ovulation Method Part 2. Variations of the Cycle and Reproductive Health, Ovulation Method Research and Reference Centre of Australia, pp. 14-15,  Melbourne, 1997

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