ビリングス・メソッド教本
パート2 周期の変化と生殖器官の健康 |
目次:
第1章
1. 正常な受胎可能周期
子宮頸管粘液の膣での感触と性質の変化の観察記録
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観察を行っている最初の1ヶ月間は、性接触は避けなければなりません。精液と性交による分泌のために粘液パターンを覚えるのに時間がかかります。
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女性に観察の方法を教える時には、普段の活動中、例えば歩いている時に「膣はどのような感触か?」に注意することを強調します。膣の中を調べないことが大切です。
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月経が始まると、膣は乾いた状態ではなくなります。膣は濡れた、ネバネバした感触になり、出血がみられます。
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膣からの分泌がないときには、膣は乾いた感触になります。
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粘液の分泌が始まると、乾いた感触は変化し、膣から乾いた感触が消失します。粘液が見られる場合と、見られない場合があります。
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女性はひとりひとりちがうので、各自の粘液パターンを自分なりの言葉で表現するでしょう。優れた教師は女性が観察結果を正しく記録できるように、そして記録を正確に読みとることができるように、話をよく聞かなければなりません。
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教えている時には、女性が気づくであろうことについては話さず、女性に自分の徴候に注意深くなるよう促すことが大切です。そのような徴候を読みとることによって不妊日または受胎可能日を示すことができます。そうすれば、妊娠を達成する、または避けるための規則を確実に適用することができます。
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一般に、受胎可能型粘液は毎日変化し、ネバネバからスベスベへと展開します。膣口がスベスベになり、腫脹して敏感になるピーク徴候までに、透明または不透明の粘液の糸がしばしば見られます。この時点では、粘液はごくわずかしか見られないか、全く見られません。精子は良質の粘液中では2〜3日、時には5日間まで生存しています。
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排卵は、スベスベした感触がある最後の日のピーク徴候の直後に起こります。膣口は乾いた、またはネバネバした感触となり、濡れたあるいはスベスベした感触を急速に失い腫脹が消失します。 15日目、粘液記録1および2;14日目、粘液記録3を参照。
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ほとんどの受胎可能の徴候は、この日の最後に記録されます。
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排卵から月経までは11日〜16日です(黄体期)。
基本的不妊パターン
基本的不妊パターン(BIP)は、次の理由から変化しないパターンです:
注意:月経終了時の微量出血のみが見られ乾いた感触のある日は不妊日です。
BIPは:
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乾いた(ドライ)
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変化しないおりもの
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長い周期では上記の組み合わせ
注意:平均的な長さ(35日未満)の周期では、ただひとつのBIP、乾いた、あるいは変化しないおりものの持続のどちらか一方が見られます。BIP中には精子は生存していません。
粘液記録1 正常な受胎周期−膣口の観察結果はスタンプとシンボルを用いて記録します。
周期日数 |
1 |
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| スタンプ |

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| シンボル |

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| 感触/粘液の有無 |
ウェット |
ウェット |
ウェット |
ドライ 微量出血 |
ドライ 微量出血 |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
乾いた感触はしなくなる ネバネバ 不透明 |
ウェット 不透明 |
ウェット 不透明 糸状 |
スベスベ 透明 糸状 |
スベスベ 透明 |
スベスベ 透明
ピーク 膣口の腫脹 |
期間 パターン |
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不妊性の、不妊の、
変化しないパターン
基本的不妊パターン(BIP) |
受胎可能日
変化するパターン 次第にスベスベになる |
周期日数 |
16 |
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18 |
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20 |
21 |
22 |
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25 |
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28 |
29 |
30 |
| スタンプ |
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| シンボル |
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| 感触/粘液の-L-ウ |
ドライ |
ネバネバ 不透明 |
ネバネバ 不透明 |
ドライ |
ドライ |
ネバネバ 不透明 |
ネバネバ 不透明 |
湿った 不透明 |
湿った 不透明 |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
ウェット |
ウェット |
期間 パターン |
なおも受胎可能日 |
不妊性の、不妊の、
卵は死んでいる
月経直前に濡れた感触がするのは正常です。 |
明らかな変化、粘液は濡れたあるいはスベスベした感触を失います。排卵から月経までの期間は11日〜16日です(黄体期)。 |
参考文献 Evelyn L. Billings and John J. Billings,
Teaching the Billings Ovulation Method Part 2. Variations of
the Cycle and Reproductive Health, Ovulation Method Research
and Reference Centre of Australia, pp.2〜3、メルボルン、1997
トップ
2. 正常な受胎可能周期: 妊娠を延期するための規則の適用
排卵前期規則(ピーク前)
ピーク規則
日数を数えることではなく、観察することによって受胎可能日を判断します。周期の長さが変動するのは自然なことです。
規則は信頼できるものです。この排卵法を用いた場合の妊娠率は1%未満です。この教育を実践した場合には、妊娠率は0%になるはずです。全体の妊娠率には、この排卵法を用いているカップルの選び方によって1%未満からより高い値まで幅があります。
教えている時は、解釈ではなく正確な観察に心を集中させることが大切です。例えば、受胎可能か
不妊かを記録してはなりません。膣口の感触に特に注意して正確に表現することが大切です。
ひとつひとつの観察結果ではなく、粘液パターンを検討することによって、確実な解釈をすることができます(例えば、ネバネバ、不透明の粘液の出現で受胎可能期が始まります。ピーク後3日以内のネバネバで濁った粘液は受胎可能日であることを示しています)。
精子の生存
BIP期間中の晩に性交すると、翌日、数時間にわたって精液の排出が続くことがあります。この精液中には、生きた精子細胞は含まれていません。精子は子宮頸管の中に入れないと、膣内で速やかに破壊されてしまいます。
接触妊娠
注意::受胎可能期中は生殖器官の接触、またコンドームあるいは膣外射精法を用いた性交によって妊娠することがあります。
粘液記録2. 正常な受胎可能周期で妊娠を延期するための排卵前期規則およびピーク規則の適用。白のベビースタンプ(または○のシンボル)を用いて受胎可能日を示し、BIPからの変化を記録します。このシンボルはまた、粘液の状態を分からなくする可能性のある性交(I
周期日数 |
1 |
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| スタンプ |

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| シンボル |

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| 感触/粘液の-L-ウ |
ウェット |
ウェット |
ウェット |
ドライ 微量出血 |
ドライ 微量出血 |
ドライ |
ウェット 精液 |
ドライ |
ウェット 精液 |
乾いた感触はしなくなる ネバネバ 不透明 |
ウェット 不透明 |
ウェット 不透明 糸状 |
スベスベ 透明 糸状 |
スベスベ 透明 |
スベスベy 透明
ピーク 膣口の腫脹 |
期間 パターン |
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不妊性の、不妊の、
変化しないパターン
基本的不妊パターン(BIP) |
受胎可能日
変化するパターン 次第にスベスベになる |
周期日数 |
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18 |
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20 |
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28 |
29 |
30 |
| スタンプ |
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| シンボル |
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| 感触/粘液の-L-ウ |
ドライ |
ネバネバ 不透明 |
ネバネバ 不透明 |
ドライ |
ウェット 不透明 |
ウェット 不透明 |
ウェット 不透明 |
湿った 不透明 |
湿った 不透明 |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
ドライ |
ウェット |
ウェット |
期間 パターン |
なおも受胎可能日 |
不妊性の、不妊の、
卵は死んでいる |
明らかな変化、粘液は濡れたあるいはスベスベした感触を失います。排卵から月経までの期間は11日〜16日です(黄体期)。 |
参考文献 Evelyn L. Billings and John J. Billings,
Teaching the Billings Ovulation Method Part 2. Variations of
the Cycle and Reproductive Health, Ovulation Method Research
and Reference Centre of Australia, pp.4〜5、メルボルン、1997
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